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Channel: 波動砲口形状研究
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旧メカコレアンドロメダを作る その4 行き先を決めたい

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2202で登場しているパトロール艦が信号旗を掲げているのを見かけておやと思った。

 

 

信号旗なんて現代ではもうなかなか見かけない代物で、不思議に思う方も多いと思うが、玉盛ヤマトオタクの私にとっては、ああ、あれを映像化したのだなと即座に思い当たる。

 

 

この絵では巡洋艦だが、構図ともどもよく似ている。

 

Z旗を掲げるヤマトなど、宇宙艦艇にあえて信号旗を掲げさせる意外性をアクセントにするのは玉盛イラストでちょいちょい使われる手だったのだ。

 

 

ところで初代以降をまともに見ていない私にとって、さらばや2のメカに対するワクワク感というのは、ほとんどがかつてヤマトメカクニクスや同人誌で玉盛氏が描いていた宇宙艦船のすばらしさに依存している。

 

主力戦艦も正直どこに魅力があるんだか、なんて普段は思っているのに、こういう絵を見せられると

 

 

なんか…かっこいいな、模型を作ろうかな、という気になってしまう。

 

今更ながら思ったのだが今作っているアンドロメダもこれを目指すとか、

 

 

 

そういう方針を最初に持っていればもう少しやる気が出ていたかもしれない。

今更遅いので造形はもう手を入れないが、色はこういう感じを目指してみる。

 


旧メカコレアンドロメダを作る その5 完成したら

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完成。
 

 

 

 

絵を見ているとスペリオリティブルーが近いようなのでそれで塗り、ガルグレーでまだらに汚した。

写真ではかなり水色になってしまうが、実物はもっと緑っぽく見える。

 
 
しかし色だけでも寄せたいと思ってもなかなか難しいなあ。
 
まあそれでもとりあえず完成は完成。完成後のお楽しみブンドドタイムに移行しましょう。
 
以前作ったメカコレヤマトと、手前はザッカPAPのメカニカルコレクションシリーズの護衛艦。
 
アンドロメダとの初邂逅「さらば」版。
 
「2」版。
 
こんなのもあったはずだが
 
あってるかな?
 

旧メカコレアンドロメダを作る その6 呪いの終わり

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今回のアンドロメダは、あっちこっちに鋸を入れて船体を少し曲げるということをやっている。

 

 

なんだかそのままだと収まりが悪い感じがしてのことなのだが、ではどうすれば収まりがよくなるのかというとよくわからない。

 

ところでキットのアンドロメダは、ノズルを下にして立てると、オレンジ矢印のように船が反っているように見える。

 

 

ピサの斜塔ほどではないが、今にも倒れそうな不安定さを感じる。

そこで、ノズルを下にして立てたとき、タワーとして不安定に見えないようにするというのを船体加工のゴールにした。

 

 

キットの写真に設定図のシルエットを重ねてみる。

 

 

立てたときまっすぐに見える、という修正をすると、艦首や艦尾の位置がより設定図に近いシルエットになっている。設定図を意識した改造をしたわけではないのにそうなったのはちょっと意外だった。

 

旧作設定図のアンドロメダはお尻が下がって見えると以前書いたが、バランスの捉え方の問題であって、実は見ようによってはバランスはとれているのかもしれない。

 

アンドロメダもまた難しい…が、まあ深い考察はアンドロメダスキーな諸兄にお任せしたい。

 

ところで旧メカコレアンドロメダの台座は船体のボリュームとまるで釣り合っていない小ささで、倒れやすい。

 

しかしこのちゃちな台座も旧メカコレらしさをかもす大事な記号でもあるので、少し補強したうえでこのまま使うことにした。

 

そのうえでメカコレを収納するいつもの箱に入れて、

 

本棚に収めた。

 

これにて長年私につきまとっていたアンドロメダの呪いはついに終了となった。

 

呪いを終わらせられたのも、ブログのネタにするという動機があればこそだ。作成記にお付き合いいただきありがとうございました。

Hachette 宇宙戦艦ヤマト2202 「ダイキャストギミックモデルを作る」 試験販売版1号

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ネットのヤマトクラスタをざわつかせている「週刊ヤマトを作る」。幸い先行販売の地域に住んでいる上、一番気になる艦首まわりがお試し価格の300円となればやっぱり買ってしまう。

 

 

冊子を眺め

 

DVDで主砲・副砲が回っている様子や電飾を眺めすると

 

なかなか大変なしろものだというのはよくわかる。

 

私の個人的興味でいえば波動砲がどうなっているのかというのが一番大事なのだが、

波動砲の砲身として透明なカップ状のパーツをはめ込むというパーツ構成になるらしい。

 

かつてのバンダイ1/350ヤマトを連想させる方式だが、バンダイ1/350は透明パーツのヘリを艦首にそのままむき出しにしてしまうという、なんともがっかりな作りだった。それに比べるとパーツのヘリを薄くして目立たなくしているのは大分ましな処理に思える。

 

とはいえ2202の波動砲口が大好きというわけでもないので、やっぱり波動砲は手を入れたい。しかし艦首パーツは亜鉛ダイキャストなので手を出せない。べつにダイキャストでなくてよかったんだけどなあ。

 

現状は試験販売だそうなので、本番で直っていてほしいところを挙げてみる。

 

・ディテール

舷側を見てみると基本1/1000と同じディテールが入っている。設定上のスケールは1/350なので1/1000のおよそ3倍の大きさなのだが、パネルラインも3倍くらいになっている。

大きさなりの緻密さは欲しい。

 

ミサイル発射口のフタにがただのふくらみになっているのも気になる。

 

これはつまるところダイキャストの性質として細い溝のような繊細な造形が不得意なのかもしれない。

ならばプラでぜんぜんよかったんじゃないのと思うのだが、ダイキャストという響きが訴求力を持つ人たちもいるのかなあ。

そういう人たちにはむしろこれがいいのかもしれない。

 

・パーツの合いが微妙

個体差はあるのだろうが、私が買ったのは波動砲の砲口がどうやってもきれいに繋がらない。

こういうのもプラなら無理やり直せてもダイキャストだとお手上げだ。不良品ぽかったら交換してもらえるのだろうか…

 

この文言が適用されるかどうか次第だろう。

 
ともあれここの精度はぜひきっちりお願いしたい。波動砲はヤマトの重要なアイコンなのだ。雑な扱いをしないでほしい。
 
 
波動砲周りが改造不可ということで、あとはそのままの姿を受け入れられるかどうかという話になるのだが、バンダイの1/350も、2199の1/500も、実物を見るとテンションは上がった。大きさには問答無用の力がある。
 
その意味で興味はあるのだが、さすがに自分には金銭的にも気持ち的にもこれを受け止めるだけの度量がない。とはいえ人の制作記とかは読みたいので売れて盛り上がってほしいなあと自分勝手に思っている。

メカコレ シュルツ艦を作る その1

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大体のことはちゃんと覚えていられない私だが、2199のメカコレシリーズとして最後に何が出たかだけは即答できる。シュルツ艦だ。いや2199だと違う名前だった。えーとなんだっけ…ちゃんと覚えてないや。

 

はい、ガイデロールですね。まあ私にとっては永遠にシュルツ艦なんですよ。

 

2199でメカコレが復活してからというもの、私はずっと次こそはシュルツ艦をと期待し続けていた。

 

さんざん肩透かしを食らい続けた2015年の終わりという、テレビ放送も映画「方舟」もとっくに終わっているタイミングで、シリーズ最後、20番目のメカコレとしてシュルツ艦が出てくれたときには感慨深いものがあった。

 

当然、複数買いした。


 

ところがそれだけ待望していたくせに、結局仮組から進まないまま2年半以上経っている。そろそろ、アンドロメダに続いて放置問題に片を付けるときかもしれない…ということで手を付けている。

 

ガイデロールではなくシュルツ艦にしたいのだが、メカコレの中でも小柄なほうということもあって、徹底改造は難しい。一部をいじって雰囲気シュルツ艦を目指すことにしようと思う。


とりあえず魚雷発射管の開口から。

 

 

うおお、一体いくつあるのこれ…

メカコレ シュルツ艦を作る その2 シュルツ艦はお好きですか

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シュルツ艦、お好きですか?

 

好きという人はあまりいないかもしれない。リファインされた2199版ならまだしも、無印版のシュルツ艦なんて、

 

いっぱいある発射管のせいでなんだかイボガエルみたいだったり。

 

どのカットでもいまいちかっこよく描いてもらえていない。

 

一方で加藤直之氏の手による設定図を見ると、

ぐっと迫ったアングルではいっぱいある発射管はむしろイボガエルとか容易に言わせない禍々しさ、力強さをかもしだすし、(パーフェクトマニュアル2)

 

逆に引きで見たときのシルエットはなかなかスマートだ。(全記録集、設定資料版)

 

後にプレステで無印ヤマトがゲーム化されたとき、このシュルツ艦は宮武一貴氏によってリファインされたわけだが、

(遥かなる星イスカンダル 設定資料集)

 

氏はこのようなメモを添えている。

「個人的意見ですがヤマト第一シリーズ中最も艦容の美しい(ヤマト以上に…)艦だと思っています。配慮していただけるとデザイナーとしてはうれしーです」

 

この醜く禍々しい船は、同時に天下の宮武一貴氏お墨付きの美しい船でもあるわけなのだ。

 

そんな複雑な魅力を持つシュルツ艦の良さをぜひ共感していただきたいなあと思うわけなのだがいががですか。だめですか。

 

メカコレ シュルツ艦を作る その3 シュルツ司令はお好きですか

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本放送時、浮遊大陸の回で古代が撃墜した敵機に敬礼をささげるシーンに子供ながら軽い衝撃を受けた。
 

 

私にとってそれまでのテレビ体験と言えばマジンガーZや仮面ライダーだった。

 

毎回敵が現れ、必殺技で倒す、というパターンに見慣れた身には、敵は倒されるために現れるただの障害物に過ぎなかった。

 

主人公が敵に敬意を示すということは、敵を対等の存在としてみなしているということだ。こんな敵味方の関係がこれまであったろうか。

 

…というような殊勝なことを考えたわけではないが、古代の敬礼に、意外だという驚きと、かっこいい!という気持ちが同時に湧き上がってきたことはよく覚えている。

 

敵もまた人間。幼い私にはそれがなんとも大人なドラマに感じられたのだ。

 
次にそれを見せつけてきたのがシュルツ司令だった。
 
冥王星基地を破られ、デスラーにも突き放されたシュルツは、最後の艦隊戦も敗色濃厚となると、悲壮な覚悟を固め、ヤマトへの体当たり攻撃を敢行する。

「諸君、長いようで短い付き合いだった。これよりヤマトへの体当たりを敢行する。これ以外に活路はないのだ。諸君の未来に栄光あれ。偉大なるガミラスに栄光あれ。冥王星前線基地の勇士たちよ。覚えておきたまえ。われらの前に勇士なく、われらの後に勇士なしだ!」

 

捨て身の特攻でヤマトを追い詰めるシュルツだが、ロケットアンカーという意外な手でギリギリ躱されてしまう。

 

私がシュルツ艦を作りたくなるのはやはりその活躍が大きい。攻撃に失敗したとはいえヤマトの肝胆を寒からしめたという意味で十分な殊勲艦だと思うのだ。

 

殊勲艦を殊勲艦たらしめた男、シュルツ司令に栄光あれ。

 

 

なんかまたメカコレ作成記事になってないなこれ。

メカコレ シュルツ艦を作る その4 ガイデロールからの距離

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ガイデロールをシュルツ艦風に仕立てたいとなるとまずはどこが違うかを確認するところからなわけだが、

 

シュルツ艦の設定図と並べてみると、両者は結構違う。

 

ガイデロールは全体的に細目で、艦首と艦尾が絞り込まれていてスマートだ。

艦橋、主砲などの構造物も小さめなのを見ると、ガイデロールはシュルツ艦を細目にしたものというよりは、シュルツ艦を引き伸ばしながら前端、後端を絞り込んで葉巻型に寄せているという感じなのかもしれない。

 

結構違うわけなのだが、この設定図のバランスまで完全再現しようと思うと全身スクラッチレベルの大改造になるので、そこはさっさとあきらめる。

 

とりあえず(1)2199っぽさを取り除くこと、(2)塗装をシュルツ艦っぽく、を基本方針にすることにして、

 

(1)の作業として2199ガミラス艦の特徴であるトゲトゲと、斜めに走るパネルラインを取っ払うところから手を付けた。

 

トゲトゲは削り取るだけなのですぐなのだが、パネルラインは全身びっしりなので瞬間接着剤を流しては削り、流しては削り…しているうちにいつもの

 

「目立つところだけやればいいかあ」

 

という怠け心が芽生えて、ほどほどのところで切り上げてしまう。

 

きっとモデラーと呼ばれる人達ならむしろ見えないところさえ手を抜かないのだろう。私のようなほしいものが売っていないからやむを得ず手を動かしているような人間をなんと呼ぶのだろう。

 


メカコレ シュルツ艦を作る その5 カエルじゃなくてカメレオン

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塗装をシュルツ艦っぽくしたいということで確認するべく手元のDVDを見直してみると、シュルツ艦の色が案外つかみどころがないことが分かって困った。

 

シュルツ艦と言えば主砲から先の艦首がグレーのこういう配色だというイメージだったのだが、

 

グレーなのは先端だけで、艦首のほとんどが緑というカットも多い…というか多分そっちのカットの方が多い。

 

どうにも困った話で、クライマックスのロケットアンカーのシーンでも、

 

アンカーが撃ち込まれるシーンでは艦首はグレーで、

 

直後のヤマトとの接触シーンでは緑になって、と

くるくる色が変わって何が正解なのかさっぱりわからない。

 

もうひとつ気が付いたのだが、ガミラス艦の特徴であるガミラス目。オレンジ~黄色のグラデーションが特徴なのだが、シュルツ艦はそのグラデーションがない。

ガミラス艦と並んでいるシーンでも、他の船にはグラデーションがあるのにシュルツ艦は単色だ。

 

そしてアップになると奥の丸い部分だけオレンジという彩色が多い。

 

どうもシュルツ艦のガミラス目は特殊、というかほかのガミラス艦のガミラス目とは別物っぽい。

 

そもそも無印では最初に出てきたガミラス艦3種(デストロイヤー、クルーザー、ミサイル艦)以外、グラデーション入りのガミラス目を付けている艦艇は出てこない。シュルツ艦の目もガミラス目じゃないのかもしれない。

 

とりあえず艦首は単色なので上下の分割線を消すべく下半分を2つに切って前の部分だけ接着した。

 

…のだが艦首の上下で分割線のある設定図もあるので消さなくてもいいのかなあと思ったり。

 

いや消していいかと思ったり。

 

もうどうすりゃいいのよ、てなもんなのだ。

 

 

メカコレ シュルツ艦を作る その6 ほぼ引き算、ちょっと足し算

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ガイデロールからシュルツ艦風を目指す作業のありがたい点は、ディテールを消して見た目シンプルにする作業がほとんどで、ディテールを付け足す作業はほぼしなくていいということだ。

 

艦橋もそうだし、

 

ガミラス目?はスリット状のモールドのところにドリルで穴をあけてエポパテを詰めればただの穴にできる。

 

ノズルはノズルコーンを取っ払うときに内側の整流版?を壊してしまったので再建を余儀なくされたが、まあそれはしょうがない。

 

 

それでも免れられないところはあって、それがこのヤマト系模型で私がいつも懊悩する、細長いバルジ。

 

メカコレだけに小さい。元のバルジはもともと存在感が薄かったのだが、主砲周りのうねりをなくす作業の中で消えてしまった。

 

これ復活させるのつらいわ~。ほんとどうすりゃいいのさ思案橋。

 

結局メカコレヤマトのバルジをおゆまるとエポパテでコピーして、苦労して接着した。

 

 

爪の先ほどの大きさのエポパテの端切れだ。作業中にどこかに飛んでいかなかったのは奇跡としか言いようがない。

精度も見た目も微妙なのだがこれ以上は無駄あがきと判断してこれで良しとする。

 

ほんとになんとか、この手の細長いバルジってアクセサリーパーツとして商品化してもらえないものかなあ。

 

ガンダムやスケール物の軍艦、戦闘機に関してはアクセサリーパーツがどんな小さな需要までも掬い取るように商品化されてるような気がするのだが、この手のヤマト系というか、松本メカ系バルジはぜんぜん商品化されない。

 

まあ世の中需要があるから供給があるわけで、その意味では私くらいしか需要していない商品が販売されないのは当たり前かもしれない。

 

しかしウォークマンが世に出るまで、「あー、外歩きながら音楽聞きたいなあ」などと思ってる人はいなかったし、スマホが出るまでは「平べったい板で写真とったりどうでもいいつぶやきを世に発信したりしたいなあ」などと思ってる人もいなかった。

 

供給の方が需要を作るというのもまた真実なのだ。

 

バルジだって商品があれば利用方法が生まれるに違いない。まず需要ありき需要ありきって、デマンドサイドの経済理論じゃないんだから、そんなもんうんこ召し上がれなのですよ。

メカコレシュルツ艦を作る その7 ここだけは手間がかかっても

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ガイデロールはシュルツ艦に比べて、砲塔がどれも小さい。

 

違いが目立つ主砲だけでも手直ししようと計画していた。

 

 

最初はこれより少し大きめの、メカコレガミラス艦の主砲をコピーして持ってこればいいと思っていたのだが、やってみるとそれでは期待したシルエットにならないことに気が付いた。

 

て、やむなくエポパテをこねこねし、ドリルでなんとかかんとか穴をあけて、主砲をでっちあげた。

 

 

 

キットの砲塔と比べていただくと、工作の意図がお分かりいただけるのではないかと思う。

 

ガイデロールでは甲板に主砲が載っているという感じなのだが、

 

それをこう、船全体のシルエットの中に砲塔がなじんでいる感じにしたい。

 

これを

 

こう。

 

こういう感じが私の好みなのだ、ということを作ってみて初めて実感したのだった。

 

 

 

メカコレ シュルツ艦を作る その8 理想の下品さ

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大分できてくるとガイデロールの艦首開口部の小ささをなんとかしたくなってきた。

 

 

どうにもこう、おちょぼ口で、そのせいでお上品になってしまっている。シュルツ艦はもっと下品、といって悪ければ野趣があるべきなのだ。
 

ここの手直しはさすがに辛いので、見て見ぬふりで行こうと思っていたのだが…

 

平面図や側面図を見ると、ガイデロールの艦首は特にシュルツ艦と比べて細いというわけではない。

 

しかし、一番先の部分でぐっと絞り込んで口を小さくしている。

 

この絞り込みをなくすくらいなら作業的には可能かもしれない…ということで、先っぽにプラペーパーを巻き、艦首とまっすぐになるラインになるように削って、広がった外周に合わせて内側をリューターで削り広げてみた。

 
 

正直まだもうちょっと足りないのだが、まあ野趣を少し足せたような気はする。


右が改造後

 

実際わずかな違いしかないし、もっと大胆にできたらなおいいのだが、それでも広げている間ずっと

 

あ、なんかよくなっていっているぞ、

 

という感覚があった。これはアンドロメダをやっているときにはなかったもので、どちらかと言えばヤマトをいじっている時に近い。

 
どうやら自分の中にはどこかに理想のシュルツ艦のイメージがあるらしい。
 
知らなかったなァ・・・。

メカコレ シュルツ艦を作る その9 ガイデロールへ至る道

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2202では主力戦艦の設計にはガイデロールの設計が反映されているという設定があるんだとか。

 

艦首の縦板くらいしか共通するイメージがないし、その設定いるの?という感じがする。

 

主力戦艦の縦板もこれに落ち着くまでに試行錯誤はあったようで、パーフェクトマニュアル2には主力戦艦の検討案が複数載っている。

 

どれも特徴があって、これらを立体化してずらっと並べたら面白いだろう。と、妄想すると楽しいが、実際やるのはつらいので妄想するだけにしておく。

 

メカコレシュルツ艦の話に戻ると、塗装にあたって艦首をグレーにするか緑にするか迷ったが、ガイデロールとの距離を強調するためにグレーにすることにした。

 

ところでシュルツ艦の艦首は単色だがガイデロール(正確にはシュルツの乗るシュバリエル)は上下で色が違う。

 

2199のデザインは探せばどこかに元ネタがあったりするので、この配色の源流もどこかにあると踏んで手持ちの資料をあたってみた。

 

なんだかんだで後のデザインに結構影響しているのがPSヤマトなのだが、PS版のシュルツ艦の艦首はグレー一色でこれが元ネタというわけではなさそうだ。

 

これか、と思ったのがむらかわみちお氏が2009年に出した個人出版誌。

 

そこに出渕裕氏がかつてLDボックスのために描いたというイラストが載っていて、その色分けがほぼガイデロールだった。

 

シュルツ艦だと単色の窪みになっているガミラス目も、このイラストだとちゃんとガイデロールと同じグラデーションつきのガミラス目になっている。

 

トゲトゲの有無や、斜めに走るパネルラインなどの違いもあるが、出渕氏のイメージのシュルツ艦はLDボックス発売の1990年の時点ですでにこうだったということだろう。

メカコレ シュルツ艦を作る その10 完成

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完成。

 

 

 

 

ガイデロールとの比較。

 

 

 

こういう感じを目指したいと思っていたわけだが

ガイデロールベースでできる限り手抜きという製作方針でたどり着くのはここ。

 

 

加藤直之氏による野性味あふれるシュルツ艦の図も

写真の構図を相当頑張ってここ。

 

ま、細かいところ気にしなければオッケーオッケー。

 

やってみてガイデロールとシュルツ艦の距離が大分理解できた。

1/1000のガイデロールでシュルツ艦を作るというのも考えていて、メカコレでやってみてから決めようと思っていたのだが、結論としてはやらない。

 

メカコレだからまあいいかで済んでいるところを全部手を入れてしまいそうで、そうなると限りなくスクラッチに近くなってしまう。

 

雰囲気シュルツ艦を手に入れるという目的は果たしたわけで、私的にはこれで十分だ。

 

シュルツ艦をメカコレで出してくれたバンダイと、作成記事にお付き合いくださった皆様に感謝。

宇宙に〇丁しかない

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戦士の銃を買ってみた。

 

 

最近デッカード銃など妙に凝った水鉄砲が作られていることは何となく知っていたのだが、今回は戦士の銃ということで買ってみた。

 

パッケージでは赤いキャップが銃の先端についていて興ざめだが、これはちゃんと外せる。

 

 

ぱっと見はちょっと小さい?という感じなのだが、大人の手で握ってもちゃんと握れるくらいの大きさにはなっている。

 

 

ふと思い出してこういうものを引っ張り出してきた。

 

 

 

左のは実物の銃のカスタムパーツとして売っている木製のグリップ。大分前に何かの即売会みたいなところに行ったとき、仕上がりの美しさに感心して、モデルガンに付けたりしたら面白いだろうと買って帰ったのだが、そういういこともけっきょくやらないまま。銃の種類も聞いたのに忘れてしまった。

 

写真ではわかりにくいが改めて「本物」と握りくらべるとやっぱり戦士の銃のグリップは小さめだ。手のごつい人は小指がこぼれてしまうだろう。

 

所詮水鉄砲なので質感もそれなりなのだが、丁寧に塗装したら面白いかもしれない。木製グリップはその時の参考にしようと思う。

 

 

いつやるかわかんないけどね…。そもそも戦士の銃よりもどちらかといえばほしいのはこっちだったりする。

 

 

これは・・・兄さんの銃だ!とかやりたいじゃないですか。


コスモガンのひみつ

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前回ヤマトのコスモガンが欲しいと書いた私だが、実際入手するのは難しいだろう。

 

また戦士の銃と同じような企画があったとしても2199版や2202版の方が出てしまう可能性が高い。

 

というか、無印1974年版と2199版はそもそも違うんだろうか…と思って調べてみると結構違う。これが無印ヤマトのコスモガンで、

こっちが2199版。

細かいところもいろいろ違うがそもそもサイズが大分違う。上掲の絵では全長を同じくらいにして表示しているが、グリップとトリガーのサイズをそろえたら、無印版のコスモガンの方が相当大きくなる。

 

ところで字が小さくて見えずらいのだが、無印版には「2114式」という刻印がある。なんと物語世界の85年も前に制式化された銃ということになる。

 

ちょっと奇妙な感じだが、これは逆にこの銃のデザインのベースが14年式拳銃であることの証拠ととらえるべきだろう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E5%9B%9B%E5%B9%B4%E5%BC%8F%E6%8B%B3%E9%8A%83

 

デザイン的には似ているようで違う無印と2199の銃だが、加藤直之氏のツイッターで興味深い発言を見つけた。

 

コスモガンのデザインラフは松本零士氏によるもので、それのクリナップを加藤直之氏と松崎健一氏がおこなった、というのだ。

 

松本デザインラフは「パーフェクトマニュアル1」を探すと出てきて、

 

こういう感じ。ストックを取り付けられるなど、比較的大型な銃をイメージしている様子がある。

 

松崎氏のは結構いろんな資料集に載っていておなじみというべきこれだ。

 

しかし加藤直之氏のクリナップというのは探しても見つからなかった。

 

結果的には無印においてはボツになったということのようだ。

 

ここまでのまとめ。

 

 

 

ところがこの加藤版仕上げが後年意外な形で日の目を見る。2199版のコスモガンのデザインとして採用されるのだ。先ほどの加藤氏のツイッターはこう続く。

 

確かに2199版は華奢なイメージのコスモガンだがだが、それが2199の世界観にはより合っている。

 

そのうえで無印(松崎)版は古代守の銃として4話に登場する。

 

ご丁寧に「2114式」の刻印付きだ。

 

以降イスカンダルで守の墓に供えるまで古代はこの銃を使う。

 

*2199銃設定図に付されている説明文

 

個人的な感想になるが、古代守の銃が無印ヤマトのデザインで、それを進が受け継いだのだということを知ったときは、「先人の魂を我々が受け継ぎますよ」という2199製作陣の意識の表れかなあと思ったりした。それはそれでええ話ではある。

 

ただ、それを物語の終盤で墓に捧げて、新しい銃に戻しちゃうところでどこか無印との決別という意味も感じてしまう。

 

・・・と思ったら、なんとその新しい銃も実は無印で消えた加藤版クリナップを拾ったものだったという落ち。


旧作のレガシーをどこまで丁寧に拾ってるのよと今更ながらおどろく。

 

というわけで今日のまとめは以下のようになります。はいここテストに出ますよ~。

 

 

それにしてもコスモガン一つでこんなに書くことが出てくるとは思わなかった。

[コピー]PICで電飾はじめの一歩 その1 必要な物を揃える

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以下は2016年3月に書いたものの再掲です。オリジナルがなぜかうまく表示できないことがあるようですので、コピーをここに置いています。

 

 

というわけで模型電飾のためだけの最低限最短距離のPIC知識を身につけようと言うエントリ開始です。

 

とりあえず必要な物を揃えましょう。以下必要度に合わせて

 

★・・・絶対必要。無いと作れない。
◎・・・絶対とは言わないけど、ないと不便すぎ。
○・・・あるとそれなりに便利

 

でランク付けします。★は無いと始まらないので、この講座を読んでいっちょやってみようという方は絶対入手してください。

 

★PICkit3


http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-03608/
PICにPCで作ったプログラムを書き込むのに必要です。

 

★ブレッドボード

プログラムの書き込み、プログラムのテストに必要です。今回はこれを使います。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00315/
同じサイズのものが複数のメーカーから出ているようです。どれでも結構ですが、違う回路を複数作って比較したり、繋げて大きな回路を作ったりしたくなるときもあると思います。数百円で買えるものなので、2,3枚買っておいてもいいと思います。

 

 

★皮膜電線

 

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-08996/
ブレッドボードに回路を作るのに必要です。必要な長さに切り、両端の皮を剥いてコの字に折って使います。電線には皮膜の中が一本の金属線になっているもの(単線)と複数の細い金属線が通っているもの(より線)があります。単線の方を買ってください。より線はブレッドボードに使えません。

 

★ピンヘッダ

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00167/
ブレッドボードにPICkit3を接続するのに必要です。

 

★LEDと抵抗(5組)


自分が使いたいもので結構です。まずLEDを選び、5Vの電源が繋がる前提で抵抗を選んでおいてください。この講座では見た目がすっきりするので抵抗が内蔵されているこのLEDを使います。http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-06249/

 

★電池ボックス

5Vの電源が欲しいのですが、多少上下しても構いません。私は単3が4本入る電池ボックスにエネループを4本入れています(写真左)。エネループは一本1.2Vなので、4本で4.8Vになります。エネループがなければ普通の1.5V電池3本が入る電池ボックスで4.5Vで駆動しても問題無い(写真右)のですが、電池がへたって電圧不足になると動作不良になりますのでそこだけ注意してください。スイッチ付きのものを買うことをお勧めします。

 

★PIC


http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-00801/
入門向けとしてよく紹介されるのが12F683という足が8本のPICです。8本足のうち2本がプラスとマイナスに繋がり、一本が入力とリセット専用に使われるので、残りの5本がLEDの制御に使えます。つまり12F683でコントロールできるLEDは最大5個です。技術的にはもっと制御できるようですが、初心者の域を超えるので、LEDを5個以上繋ぎたいときは普通に12F683ごと増やすか、より足が多い16Fシリーズなどを使うほうがいいでしょう。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04430/

この講座では12F683 を買っておいてください。あまり高いものでもありませんし、色々試してみたくなると思いますのでこれも複数買いしておいてもいいと思います。

 

★ニッパー

模型をやる人なら必ず持っていると思いますが、模型用でLEDや電線を切ると歯を痛めます。金属線専用に用意してください。上等のものでなくても大丈夫です。

 

◎ワニ口クリップコード


電池ボックスとブレッドボードを繋いだり、模型に組み込む際には仮の配線にしたりと活躍します。買っておくべきものだと思います。

 

◎ワイヤストリッパー


ジャンパ線や電線の皮膜を剥くのに使います。一応ニッパーで代用できますが、電子工作をやるならば、買っておくことを強くお勧めしたいです。

 

◎ラジオペンチ

これも模型をやるような人なら普通持っていると思いますがなければ用意してください。百円均一で手に入るようなもので大丈夫です。

 

 

○ジャンパーコード

この講座では最後の方でちょっと使うだけですが、ブレッドボードで色々試してみたいときに回路の組み換えがやりやすいので持っておくと便利かも。

 

一応これだけです。後でユニバーサル基板にPICや抵抗などをつけるためにハンダゴテやICソケットも必要になってきますが、とりあえずPICを動かすところまで行きましょう。

 

秋月のHPを紹介しましたがべつに回し者ではありません。東京なら秋葉原、大阪なら日本橋に通える方なら買いに行ってみるのもいいと思います。送料が電車賃を超えるので私は通販です。通販も同じもので店によって少しずつ価格が違います。見て回って良さそうなところを探してみてください。

 

注文したら待っている間にパソコンの方の準備を整えましょう。次回は開発環境ソフトのインストールです

 

ブラックタイガー保護活動 歴史探訪編 

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2202のテレビ放映も始まり、6章も順調なようでご同慶のいたり、というところなのだが、私のヤマトライフは出がらしと化している。

 

主な原因は仕事の立て込みと体力の衰えだ。落ち着いて模型を作る気力がないし、放送も見ずに溜めてしまっている。

 

作る気力はないくせに妄想だけはしていて、拾い物がないかとヤフオクを徘徊したりしているのだが、ここのところいくつか収穫があった。

 

収穫の第一はゼンマイ走行のブラックタイガーとコスモゼロのジャンク品だ。

 

ゼロの方は後回しにして、ブラックタイガーの方からネタにしたい。

 

ご覧の通りで、このブラックタイガーは尾翼前のボタンを押すと、機種部分がばねで飛び出す(!)ようになっている。

 

飛び出した機首はどうなるのかというと、下にコマが付いていて、それで機首だけで一応走る。

 

 

どういう運用を想定しているのか、イメージするも難しい代物だが、アニメキャラのプラモがおもちゃの一種であった時代のなせるわざというものだろう。

 

 

 

ひっくり返とこの通りのゼンマイだ。

 

今も入手できるブラックタイガーのプラモは、このゼンマイや機首分離機能を取っ払ったものだ。

 

巻き鍵こそないが部品はほぼすべてそろっている。直せるところは直して、塗装しなおしてやりたいと思っている。

 

11月になったらその作業を始められると思っていたのだが…なんだかまた微妙に仕事が立て込んできた。しかし月末になったら始められるだろう。

 

旧メカコレ コスモタイガーIIを作る その1

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前回ブラックタイガーを作ろうとしていたのだが、気持ちが変わって作りかけの旧メカコレのCTIIを先に片づけることに。

 

旧メカコレのコスモタイガーII、そのままでも悪くはない。のだが

 

 

以前のブログネタで2202版のコスモタイガーIIの形を検討するときに参考にするためにいじっている。

https://ameblo.jp/kaerukacho/entry-12268628951.html

 
その時に、1)背中の銃座を取っ払って単座っぽく、2)エリアルールを導入して胴体中央を絞り込む、
ということのほかに、
 
3)そのままだと少し機首が反りあがり気味なので
 
一度機首を切り取って設定図に寄せて下げる、ということをやった。
 
今見てみると下げ方が足りない。まあもうこれはこのまま行く。
 
年末からようやく作業を再開。上の写真ではもうできてしまっているが、機首脇のブースターの穴や機銃の穴を掘り込み、
 

 

キャノピーと後ろのパネルラインのスジボリを単座仕様に直し、背中のブースターをエポパテこねこねで追加。

 

よしこんなもんだろう、思ったら、単座はミサイル(なのかタンクなのかよくわからない何か)が複座とちがって胴体の真ん中にもぶら下がっていることに気づいて追加。

 

 

肩の線が固いのが気になって

 

少し滑らかな曲面になるように削る。

 

工作としてはこれでおしまいということに。他にも何か足りなかったりするのかもしれないが、コスモタイガーIIへのこだわりがいまいちないので、何が足りないのかよくわからなかったりする。

 

黒サフを吹いて、塗装への準備がようやく整った。

 

 

 

旧メカコレ コスモタイガーIIを作る その2

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ようやく塗装開始。まずはスペリオリティーブルーに少し白を混ぜて基本塗装。

 

 

肩の黒と機首の黒はタッチを変えるつもりだったのだが、出来上がってみると全然違わない。うーん。

 

 

差し色で各所に入るオレンジは抑えた色調にしようと思ったのだが、やりすぎて茶色になってしまった。写真は少し明るめにやり直したあとのもの。

 

 

タンクの塗装も、マスキングをはがしたら塗装を持っていかれてやり直し。もうやり直しばっかりですよ。

 

 

そして悩ましいのがキャノピーの塗装。水色に塗るのはなんだかおもちゃっぽいし何とかならないのかなあと思っていたのだが、結局妙手も見つからず。

 

頂点ほど白っぽく、下のフチ近くほど濃く、とグラデーションを入れて、ここは透明な素材なんですよ感がでないか試してみる。

 

 

 

うーんどうだろう。青にせずグレーでやれば、もう少しそれっぽくなったのかな?

 

こういうことにこだわるなら、キャノピーも透明レジンとかで置き換えるのが正しいのだろうが、できるかぎり「手を抜いているのにそれらしく見える」を究めたいのですよ。

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